Stars and The Moon

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『星ノ数ホド』 2014/12/20,27 ソワレ,マチネ

 

新国立劇場 小劇場と兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで『星ノ数ホド』ソワレとマチネを観ました。

 

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面白い作品だったなあと思いました。実は1週間前に東京で観たのですけど、2回目の今回のほうがより引き込まれました。

人の一生、どんな言葉を選ぶか、何を考えどう行動するか、たくさんの細かい選択肢によって、多くの可能性に枝分かれしていくのだなあと思う作品です。

同じシーンやセリフを何度も繰り返すのは少し驚きましたが、こんな風に表現できるのってびっくりしました。

戯曲を読んでみたいなあ、あのような演出になるのって、どんな戯曲なんでしょうね。

 

少し前にアメリカで尊厳死が話題になったばかりなので、マリアンの選択とローランドの考えは、もし自分だったらどうするかを考えてしまいますね。“死”というものが怖いので考えられないかもしれないけど。

自分で早めたりしないで、残された時間を過ごすというローランドの考えは、自分が当事者じゃないから言えるのかもしれない。

 

物語はマリアンの病と死に向かっていきますが、ラストでまた、マリアンとローランドが再会した場面に戻るのがとても良かった。

またここの選択肢に戻って、また多くの可能性に枝分かれしていく。マリアンが病に侵される人生もあれば、全く別の一生を歩むマリアンとローランドの人生もあるんだよ、とね。

 

マリアンの鈴木杏ちゃんがとっても上手くて素敵だったなあ。また杏ちゃんの舞台を観たいと思いました。

ローランドの浦井くんも、ここ最近ではあまり見ない普通の青年を好演していてとっても良かった。浦井くんのこういうお芝居が観たかったよ。

 

今回のテーマが “対話する力” ということで、2人の出演者だけで描かれる物語、言葉と言葉の対話、2人芝居の良さがわかった作品でした。

浦井くんの歌はとても好きだけれど、こういうお芝居もまたやって欲しい。