Stars and The Moon

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『笑う男』 2019/04/18,19 マチネ,ソワレ,マチネ

 

日生劇場で『笑う男』マチネとソワレを観ました。

 

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《ネタバレあります》

 

いかにもユゴーらしい、あからさまな金持ちと貧民の差。貧乏人が全く救われない、あぁ無情、な世界。ユゴーといえばレ・ミゼラブルノートルダム・ド・パリを思い出しますけど、笑う男はノートルダムの雰囲気の方が近いかな。

サブタイトル通り愛の物語です。けれど私は、貧しい人々の諦めきった嘆きや富める貴族たちへの苛立ちの方が強く胸をつきました。グウィンプレンの葛藤や一瞬の希望、からの絶望、怒りに苦しくなった。(浦井くんファンなので、グウィンプレン中心に観てたせいかもしれないけど)

ウィンプレンがひとときだけ、世界を変えられるかもと希望に満ちるのだけど。いや無理でしょ・・、あんな貴族たちを変えられるわけがないと思ったら、当然のように無理で。それが今の日本と同じで、例えば男女の格差とか、変えられるわけがない・・と思ってしまう。格差はもう変えられないから諦めるしかないよなあって。

愛の物語よりもそういったネガティヴな思考にとらわれてしまいました。

結果グウィンプレンはサブタイトル通り永遠の愛に気付くわけですが、これも希望を諦めて絶望したことで最初からそばにあった愛を知り、永遠のものとしたのですよね。

ああ、辛い。私は感動の気持ちよりも無情な世界の虚しさの方が強かったです。

 

とはいえ、作品に辛さを感じつつも、浦井くんグウィンプレンの歌声を堪能してとても満足できました。音楽がいい。歌がすごくいい。浦井くんたくさん歌うし、歌声に大満足。舞台で観るのは4ヶ月ぶりだし、これでまた私の気持ちもアガった。グウィンプレンとしてのお芝居も好きだったなあ。二幕では貴族の格好になるけれども、正直この姿の方が断然似合ってる。

デア役Wキャストの夢咲ねねちゃん、衛藤美彩ちゃん。1回目に美彩ちゃんを観て、なんて無垢で本当に天使のようだと。周囲の人たちは人生の嫌なところなんか一切見せてないんだろうなと思わせる。そして本当に身体が弱そう。ちょっとしたことで心臓が止まってしまいそうな。グウィンプレンにとってはデアは、幼い妹を守るような愛に見えました。

次に観たねねちゃんは、表情に元気さ明るさがあった。無垢なところは同じだけど幼い妹を守る愛ではなく、グウィンプレンが愛する女性に見えました。どちらも永遠の愛であることは間違いなく、やはりWキャストは違うんだなと。

気になる役どころだったのが、石川禅さんのフェドロ。何を考えてるのかさっぱりわからないです。いい者なのか悪い者なのか。いや、いい者ではないだろうけど、明らかな悪いことをしたわけでもないし。何が狙いなのか。どうなりたかったのか。瓶の開封係をやりたかったのは、どんな理由があったのか。何を知っていたのか。本当に全くわからない・・・。それからジョシアナが言っていたフェドロの裏切りとは何なのか。裏切ってました?ジョシアナの悪口言ってたからかな・・。禅さんのフェドロ役すごく良かったですよ。

 

次は約1ヶ月後の大阪公演を観ます。疑問点がわかるかもしれないし、今度は違う点に胸を打つかもしれないし、また違う感動をするかも。私の本公演は大阪なので楽しみに待ってます。

 


『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』新PV【舞台映像Ver.】

 


『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』PV【扮装ビジュアルVer.】

 

空き時間には、劇場近くの日比谷公園をお散歩しました。今ちょうど花が咲いていると聞いて行ってみたら、本当にとても綺麗でした。

  

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チューリップ可愛い〜♪